負荷パネルについて
WIKIWIKIでは、ページの負荷状況を確認できる「負荷パネル」を提供しています。負荷パネルは、各WIKIページの右上に表示 ( 例: 132.9ms) されており、ページの処理時に計測されたリソースやコストの数値を確認できます。
このパネルは、次のような目的に役立ちます。
- パフォーマンスの向上: 処理時間やメモリ使用量を確認し、改善のポイントを見つけられます。
- 負荷軽減: サーバーやユーザーに余計な負担をかけないための指標として活用できます。
負荷パネルを使って、WIKIを快適にご利用いただけるようご協力をお願いします。
処理時間
ページの生成やリソースの処理にかかる時間を ms(ミリ秒) で示しています。
- 実測全体: (例: 132.9ms) サーバーでページを生成するのにかかった全体の時間
- 本文コスト: (例: 85.8ms) ページ本文の処理にかかった時間
- その他コスト: (例: 80.8ms) 本文以外の部分(MenuBar や:Header など)の処理時間
ms(ミリ秒) とは?
1秒の1/1000(千分の1)の単位で、ページの応答速度や処理時間を表す際に使用されます。たとえば、132.9ms は 0.1329秒 に相当します。
どのくらいが速いのか?
一般的に、100~300ms程度の処理時間であれば高速とされています。それ以上の数値が表示されている場合、ページに使用しているプラグインを検討する必要があるかもしれません。
メモリ
ページを生成する際のサーバーで消費されたメモリ量を req(リクエスト) で示しています。
- (例: 8.03MB/req) 1リクエストあたり約8.03MBのメモリを消費していることを意味します。
ファイルシステム
ページを生成する際のサーバーのファイルの読み書き状況を示しています。
- アクセス数: (例: 15回)ファイルの読み書き回数
- 読: (例: 15回)読み取り回数
- 書: (例: 0回)書き込み回数
- データ量: (例: 1.06MB)読み書きされたデータ量
- 読: (例: 1.06MB)読み取ったデータ量
- 書: (例: 0MB)書き込んだデータ量
コンテンツサイズ
画像や埋め込みコンテンツを除いた、ページのコンテンツサイズを示しています。
- インクルード数: (例: 8回)ページに取り込まれた他のページの数
- 総データ量: (例: 155KB)コンテンツの合計サイズ
- 本文: (例: 86.7KB)ページ本文部分のデータ量
- 他: (例: 67.9KB)本文以外(MenuBar や:Header など)のデータ量
コンテンツサイズは、WIKIのパフォーマンスやセキュリティに大きな影響を与える重要な要素です。以下に主要な影響を説明します。
ページ表示速度の低下
コンテンツサイズが大きいと、サーバーからユーザー端末へのデータ転送が遅くなり、ページの表示速度が低下します。 これにより、ユーザーが離脱しやすくなり、SEOにも悪影響を与える可能性があります。
通信コストの増加
特にモバイルユーザーにとっては、大きなコンテンツサイズはデータ通信量を増加させ、通信費用の負担が高まる原因となります。
サイバー攻撃のリスク
コンテンツサイズが大きいページは、DDoS(分散型サービス拒否攻撃)などのサイバー攻撃の対象として利用される可能性があります。 大量のデータ転送を悪用されると、サーバーの帯域幅を圧迫し、他のリクエストに応答できなくなるリスクがあります。
サーバー負荷の増加
コンテンツサイズが大きいと、サーバーの帯域幅やメモリリソースが多く消費され、結果的に他のユーザーへの影響が広がる可能性があります。
折りたたみプラグインに関する注意点
fold などの折りたたみプラグインは、ページをコンパクトに見せるための便利なツールですが、コンテンツサイズ自体は変わりません。 そのため、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 無駄なデータ転送: 少量の情報を見るために大量のデータを転送することになります。
- 不要な負担: サーバーおよびユーザーの双方に不要な負担を与えることにつながります。
効率的なデータ利用を考慮し、折りたたみ機能の使用は慎重に検討してください。
読み込みリソース数
画像などを処理した数を示しています。
- 総リソース数: (例: 7)処理した画像の合計数
- 本文のみ: (例: 0)ページ本文部分で処理した画像の数
- 他: (例: 26)本文以外(MenuBar や:Header など)で処理した画像の数
サーバー処理時刻
ページの生成時刻を示しています。(例: 2025-01-25 18:50:16)
キャッシュの影響について
負荷パネルに表示される数値は、ページ処理時に計測されたデータです。 ただし、実際の閲覧時にはキャッシュが適用されるため、必ずしも表記通りの負荷が発生しているわけではありません。
キャッシュについて - WIKIWIKIの高速化技術ちょっとした「省エネ」のお願い
WIKIを快適に使い続けるために、ちょっとした「省エネ」のお願いです。 工夫次第で、全体のパフォーマンスが大きく改善されます。少し長めですが、お時間のあるときにご覧ください。
快適なページ作りのためにできること